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オタクの電脳
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オーナーへメッセージ
大阪なんば味園ビル2Fにひっそり現れたぼくらの秘密基地、なんば白鯨。その弟として生まれたBAR群青海月(ぐんじょうくらげ)。
金属とガラスによる作品に囲まれ、他ではないボトル、グラスでお酒と大量のオリジナルソフトドリンクで楽しい気分になれるお店。
日替わりのスタッフがきままにお喋りします。

2009年03月16日

流転の先

大学に入った時、僕は人間嫌いでした。本当は逆なんですが、大学という場所や社会に対して過度な期待を持っており、高校以上の楽しさと、知らない世界が広がると思っていたのに、大学生の感覚がなんだか薄っぺらく感じてしまい、早くここから抜け出したいとばかり考えて、学校ではあまり人と話さないでいつもイヤホンをつけて生きていました。

そして、人ごみを避けるようにして人気の少ない広い教室で駅前のコンビニで買ってきたパンを食べながらイヤホンだけを娯楽に時間がたつのを待っていました。イヤホンからは、好きなバンドのアルバムが何度も何度も繰り返し流れていたけど、それでも僕は一人でいたい、ここに居たくないと感じながら教室で座っていました。だけど、そんな僕に何度も居場所を作ってくれたものがありました。それがラジオでした。日曜日にわざと早く寝てカセットテープに取ったラジオ番組を、月曜日学校で聴いているときに僕のいる場所があると思って救われたことが何度もありました。そして、僕はこのカセットテープの先にいる人達に褒めて貰えるように生きていこうと思いました。

そして、僕は大学を卒業して色々な道を歩んできましたが、最近やっとその人達と一緒に自分が自分として話が出来るようになってきました。それは、僕にとってはどんな地位や財産よりもきっと大切なものだと思います。そして、カセットテープの先にいた二人が話してるのを見つめながら、この人達に憧れていたのは間違っていなかったなと感じていました。


だけど、世界は転がり続け、全てのものは流れていきます。理不尽な終わりがあったり、抗えない事情もあるのが世の中だと思います。だけど、僕たちが出来るのはきっと後悔ではなく、これからの希望を抱くことだと思います。そのために出来ることは、まずは自分の気持ちをや感情を声に出して伝えることだったり、何よりまず僕はお礼を言いたいと思いました。簡単なメールですが、先日
「微力ですが、僕に出来ることはなんでもいたします。何か出来ればと思っています。」
と伝えると、
「ありがとうね」
と返事をいただきました。まずは、カセットテープの向こうにいた二人に僕は元気になってもらいたいなと思います。それが全てのこれからに繋がると思うのです。  


Posted by 群青海月 at 03:19Comments(0)一般